~足の健康について~
子供の足ってすぐ大きくなって靴が合わなくなってしまいますね。今の靴が足に合っているかどうか、次の靴の大きさはどう決めるのか。困ったことはありませんか。
靴屋さんで履かせてみて、足の指の先の部分を押してみて余裕を確かめたり、歩かせてみて靴が脱げないか確かめたり、店員さんの「足はすぐ大きくなるので、靴は少し大きめでも良いかもしれませんよ」というアドバイスを受けることもあるのではないでしょうか。
悩んじゃいますよね。
でもここは少し我慢して、足と靴の関係を一度考えてみましょう。もちろん靴はケガから足を守ったり、汚れるのを防いだり、健康を維持したりするのに加えて、ファッションの要素もありますね。
ではまず、体の姿勢を正しく保ち、健康を保ち、本来持っているはずの運動能力を充分に発揮できる足の状態というのを、あなたと一緒に考えてみたいと思うのですが、お付き合いいただけますか。
床でも椅子でもいいのすが、裸足になって座ってください。足の指を開いてジャンケンの「パー」をしてみましょう。うまく開けますか? では次に指を「グー」のように足裏側に曲げて丸めてみましょう。今度は裸足のまま床に立ちましょう。今やったように足の指を開いて「パー」で立ちます。体を前後左右に揺すって安定性を確かめてください。
さあ次は「グー」で同じことをしましょう。さっきより足の指先に力が入らず体が安定しないのではないかと思います。 つまり靴の中でも足の指が自由に「パー」ができることが必要なのです。
続いて床の上を裸足で歩いてみてください。後ろになる足は踵が上がると足の指だけで踏ん張って指の力で前へ進む力を生んでいると思います。そして今度はそのまま軽く上にジャンプしてみましょう。足の裏全体で飛び上がるのではなく、踵が先に上がって最後に指に力が伝わって跳びますよね。そうなんです。足の指を自由に使えることが大切です。その為に必要な靴の選び方が重要になります。
第一に靴の大きさが正しいかどうかの見分け方です。お子さんの靴の中敷きを外して床の上に置きます。足の跡や指の跡がついていますか?どうでしょう。その跡はきちんと中敷きからはみ出すことなく収まっていますか?中敷きの端からはみ出しているようならば、その靴は小さいということです。
次にお子さんを裸足のまま中敷きの上に立たせてみましょう。この時に大切なのは踵を合わせることです。さあどうでしょう。足の指は中敷きからはみ出していて、実際の足指もはみ出しているなら完全にその靴は小さすぎるのです。
では、中敷きに付いた跡ははみ出していないのに中敷きの上に立たせてみると指がはみ出している。この場合は靴の中が狭くて足指の長さを縮めるように屈めてしまっているからなのです。やはり靴は小さすぎるということになります。先程の中敷きの指の跡も実際に立たせた時も足指がはみ出しているのは足指を屈めても尚、まだ靴の中に納められないということなのですね。
思い出してみましょう。これは足の指を「グー」のままにしている状態です。体の体重は踵の方に多く掛かってしまいます。そのままでは後ろに倒れそうになるので、重さのある頭を前に出してバランスを良くしようとします。すると首を前に出すために背中を前に丸めます。そう、横から見ると猫背です。顔は下を向いてしまいます。
「姿勢が悪いから、顔を上げてこっちを真っ直ぐ見てごらん」お子さんは首を後ろへ反らすように顔を持ち上げます。これは辛い。これで思い切り走ったり、跳んだりすることなんて相当厳しい行為です。
ではまたここで体験してみましょうか。椅子に座ったままでいいですからね。上下の唇は閉じて、上下の歯はギリギリぶつからない位、1mm位距離を開いてください。
力を抜いたまま腰から背中を丸めて足元を見ます。上下の前歯の先端同士が当たるか、もしくは下の前歯の先端が上の前歯の先端になるような、丁度受け口のような感じになるかもしれません。そのまま鼻で呼吸をしましょう。浅い呼吸になってしまうと思います。
次に姿勢はそのままで、上下の歯は当てないままで首を後ろに反らせるように顔だけ持ち上げてみましょう。首の後ろに力が入りますね。首の横も張る感じかもしれません。そっと上下の歯を充てると奥歯が先に当たりますね。下顎が後ろに下がっているのです。
さあ、そのまま鼻で息をして下さい。さっきより呼吸しにくいでしょう。悪い姿勢はこのように咬み合わせや呼吸にも影響します。
話は元に戻ります。このように足の指を自由にしてあげることは、とても大切だということなんです。「そんなのは極端な話でしょ」と思ったあなた。部屋の端から端までを裸足で往復してみてください。次に足の親指から小指までを一本の輪ゴムで「パー」をしにくいように括ってみてください。さあ同じように歩いて、歩きにくさを感じましたか?
ここで先程の第一、『靴の大きさの見分け方』はもうお判りでしょう。ご自宅では3か月毎に中敷きと足の大きさを比べて確認してみること。靴屋さんで試着の時には必ず中敷きを外してもらって、その上に立って大きさを確認する。もちろん裸足では失礼になるので靴下を履いて確認しましょう。但し、靴下は足を締め付け過ぎないように、靴下の中で足指の「パー」をできるくらいゆとりのある物を選んで下さい。
そうそう、踵の位置を靴下を履いた足の踵と合わせるように中敷きに注意して下さいね。
今回は『靴の大きさの見分け方』でした。この他には靴ひもやベルト、踵のフィットのさせ方、正しい履き方など、色々と注意すべきことがありますが、続きは次回に。これはあなたや足・膝に不安を持つ高齢の方まで共通するチェック方法です。
いかがでしたか、今日のお話。
やってみて確かめてみるのも良し、こんなものがあるのだなと知見を広めるのも良し、自由に使ってください。一つ一つ取り組む意識があなたの健康をより確実なものとしていきます。